授業をやってみる

やな

2005年11月09日 12:00



 大学の授業のコメンテーターをやってみました。
 大阪の大学で打ち合わせをした翌日は京都です。京都の大学で授業に参加して来ました。と言っても今度はモグリの受講生じゃなくって、突発コメンテーターです。
 雑誌「地理」でイラストを描いてます。環境と人とのかかわり合いは数字のデータだけではどうしても伝えきれない所があります。で、イラストを入れてみたらわかりやすくなるんじゃないか、という事になったのです。その地理を紹介して下さった先生が京都の大学で授業を一つ持っています。講義が「環境と人とのかかわりあいをどうやって表現するか」という所に来た時、実際絵を描いてる人に話しを聞いてみよう、という流れになったそうです。
 最初「授業でちょっとしゃべってくれない?」と言われた時、笑ってごまかして逃げようと思いました。市井の漫画描きが学生さんを前にして何をしゃべる事があると言うのですか。ところが母にこういう事頼まれちゃったんだーと話したら、すごい勢いでやりなさい、と言うわけです。母は大学で授業をするという事に、何かステータスでも感じているのだろうか、と勘ぐってしまいました。ところが一言「若い子に会うのはいいわよー。パワーをもらえるから!。お母さんも若い子に会うと元気になるもの」。・・・・母は自分が参加してる詩吟の会を想起して言ってたんですねー。お母さん、お母さんが会ってる詩吟の会の若い子って言ったら、平均40過ぎとか50過ぎとかなんじゃあ・・・・・。まあ、いいや。ともかく若い子に会う事は価値があることらしい、という事でお受けする事にしました。生きてるってホントいろんな事があるもんですねー。

 で、講義は・・・・・ご想像にお任せします。何せ頭真っ白で報告する記憶も飛んでしまってますので。「必要な事はちゃんとしゃべってくれてたよ」と先生からお墨付きをいただいたので授業参加された生徒さんから授業料返せ運動を起こされる事はなさそうです。「ところどころ尾張弁が出てたけどね」・・・・尾張弁で訴えられる事はないですよね?。
 2日間で大学を生徒側と先生側とフルコースで体験して来ました。現役大学生時代より大学を堪能した気がします。翌日は緊張疲れでぐったり。若い子に会ってパワーをもらったかどうか・・・。体力が回復してから検討しよう・・・・、うん。(←すでにこの時点でじじむさい)
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