昭和55年生まれ

やな

2009年04月03日 12:00


 枕元に置いておく電気スタンドです。
 とうとう点かなくなりました。何かこのスタンド以外、枕元スタンド使った記憶ないなーと思って製造年月日見たら・・・・



 西暦1955年のはずないですね。いくらなんでも生まれてません。昭和55年10月下旬製造ってコトでしょう。うーん、そうかあ。私がおフトンに潜ってひたすら読んでた漫画や本、君は全部見てたんだね。アレもコレもソレも。
 そう思うと、何か捨てられなくなってしまいました。外へ出していろいろと読書内容バラされたら非常に恥ずかしいではないですか。

 どうせ構造は単純なモノだと分解してみました。どっかの線が切れてる程度だったら繋いでテープで止めてやればよかろう、と。分解してみたら意味不明の金属板がゴロゴロ出て来ました。そうか。きっとこれは安定させる為の重しかあ。単純ながら素敵な工夫です。昔の機械はこうやって素人にも「何故」「何のため」が類推できる単純さがよいですね。ココロを開いてくれているようでうれしいです。今の機械は分け知りの人でないと理解出来ない所が寂しいです。「アナタには分からないから」と友達に言われた時の寂しさと同じ気持ちになります。

 さてさて、昭和55年からの年代モノの埃をかき出し、一通り見てみてみました。ちゃんと線はしっかり繋がってます。技術者さん、すばらしいです。30年近く経っても全くほころびありませんよ!。これを作った工場の方に心からの賛美を送ります。
 問題はスタンドの裏についていた転倒防止のプラスチックスイッチでした。それが劣化して折れて、常に転倒状態(つまりは線が繋がってない状態)になってました。じゃあ、と転倒防止部分にクリップ適当な大きさにまるめてスイッチ部分に噛ませて線が繋がってる状態にしてやりました。

 見事復活!!!!。

 これからも私の読書内容を凝視し続けてもらうことになりました。
 このスタンドくんはまだ引退という文字はありません。
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