つれづれやな

　女城主の里、岩村へ行って来ました。

　久々の酒蔵同好会。今回は、岐阜県恵那市岩村へ行って来ました。「女城主」で有名な岩村醸造さんへは一度行った事があるのですが、会員の中に鉄道好きがいるので「明智鉄道に乗ろう」というプランと、私がお城好きなので「岩村城へ行きたい！」というプランが抱き合わせになって、晴天にも恵まれものすごくまっとうな行楽コースとなりました。
　さて、岩村と言えば210年前入って来た当時そのままの製法で作られているという事で有名な松浦軒さんのカステラ、それにもちろん主役の岩村醸造さんの「女城主」です。当然、その２件は寄ってお土産を買って来たのですが、それは以前のブログでエントリーしたので、今回は初訪問の岩村城について熱く語らせていただきます（笑）。



　岩村城は奈良県の高取城、岡山県の松山城と並ぶ日本３大山城の一つです。織田信長の叔母であるおつやの方が一時女城主として采配を振るいましたが、仕方なく信長への裏切りを行う事になってしまい、甥の信長に逆さ磔の刑で殺されてしまったという悲しい話が伝わっています。
　お城は明治維新の後取り壊されてしまい、今は石垣しか残っていません。なのであんまり期待しないで行ったのですが、さすが三大山城でした。歩けども歩けども重ねて出現する石垣群。真っ青な空とのコントラストの見事な事。本丸があった頂上からは遠く雪をいただく御嶽山も見える雄大な眺め。まだ桜も残っていたんです。遠景の雪山と目の前の桜吹雪。夢のような光景でした。

　この感じ、昔行った世界遺産のマチュピチュに似ています。うん、日本のマチュピチュですよ。ペルーのマチュピチュへは飛行機乗り継いで高山病でぜいぜいしながらやっと辿り着きました。もうきっと見に行く機会はもうないと思いますが、岩村へは日帰りで行けます。軽い30分弱の坂道でお手軽にマチュピチュ気分。で、古い町並みがとてもよく保存されている城下町を散策して、銘酒「女城主」飲んで、歴史の香りをする元祖カステラをつまんで。往復は地元の人の愛で支えられてるかわいらしい明智鉄道です。
　こっちならリピーターになれそうです。また季節を変えて行ってみようと思いました。

あなたにおススメの記事