つれづれやな

　我が家の仏壇のローソクです。

　どっから仕入れてい来たのか不明ですが、現在の我が家の仏壇にはこんなローソクが鎮座しております。お仏壇用ローソクにどんっと「先祖供養」の印字。先祖供養してるから仏壇があるっていうのにここまで主張しないとあかんのか、と。なんかテレビのバラエティ番組の背景テロップみたいです。そう考えると何か仏壇現代的リニューアル？、仏壇アップデート？とか思ってしまう自分も自分ですが。

　で、これローソクが燃えていくとだんだん「祖供養」（一瞬「粗供養」かと思いました。お粗末な供養かしら、と）となり「供養」とそのまんまになり、最後は「養」になります。「養」辺りでお参りに来た人はもう意味わかりません。

　それで思い出したのですが、電飾や看板でー文字落ちてしまってなんじゃこりゃってのがよくあったなあ、と。
　『喫茶エデンという店があって、一時『エ』が落ちて『喫茶デン』になってました。
『喫茶デン』・・・なんかお相撲さんとかがでーんと座っていそうです。華麗な楽園が一瞬で大相撲本場所かナントカ部屋か。頭がどすこいして来て困りました。
　カラオケ屋さんの電飾で『カ』だけが電気切れて『ラオケ』になってました。ちょうど『のだめ』が流行ってたので、うおおお、『ライジング・サン・オーケストラ』の略？千秋さまご来店？とか一人で盛り上がりました。
　小さい頃、国道沿いのパチンコ屋さん、かなーり長い間『パ』の電気だけが切れておりました。ええもう、ダイレクトすぎて何も申しません。しばらくその前を通るたび、家族が無言になった覚えがあります。案外目立ちすぎてよい客寄せになってたのかもしれません。本当に長い間、電気は切れっぱなしだったもので。それとも電飾直す予算がなかったのか・・・。

　最近仏壇をお参りするたびにそんなことをつらつらと考えてしまいます。
　全く先祖供養になってません。いいのか？このローソク・・・。

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