食べ物いろいろ

やな

2008年08月18日 12:00


バスク・チュニスの食べたもの報告です。
 トップ写真はバル(スペインの居酒屋)のピンチョスのお皿です。
ピンチョスは元々串で刺すというピンチャールが語源らしく、パンの上にいろんなお惣菜を乗せて爪楊枝で刺してある一口おつまみの事です。これがたいていのバルでは一律一つ1.5ユーロ前後で出てて、好きなの選んで食べた数でお会計、というとっても楽なシステムです。
 スペインの定年退職したおじさんたちは、40セントのワインをちびりちびりと飲みつつ、五人いれば五軒のバルをはしごして奢り合い、たまーにピンチョスをつまみ一日中おしゃべりして過ごすそうです。ある種優雅な老後だなあと思いました。



 写真はバスク名産うなぎの稚魚が乗っかったピンチョス。と言っても本物のうなぎの稚魚は高価すぎてピンチョスの値段では食べられません。乗ってるのはうなぎの稚魚もどき。カニカマみたいなものです。目があるかないかで本物かカニカマうなぎ稚魚版かは見分けられるそうです。ま、値段見たら一目瞭然ですね(笑)。



 お次はチュニスの市場でみつけたカラスミです。100g1800円くらいです。日本から考えたら半額以下の激安値段。私は父へのお土産はこれにしました。塩分も控えめでとってもおいしかったです。売り場のおじさんが日本人のカラスミ好きを知ってて、ノリノリで売ってくれてとっても楽しかったです。



 こちらはアフリカ大陸といえばクスクス。米粒状のパスタです。炊き込みパスタみたいな感じでしょうか。これに辛めのソースをかけて食べます。写真はマトンのクスクス。他にお魚のクスクスとかもありました。一人で一皿頼むと死にます。たくさんで食べに行って分け分けするのがよいかと思います。



 最後に「イスラム圏ってお酒だめなんでしょ。大丈夫?」と各方面から必要以上にご心配をしていただいたお酒事情です。フツーの商店で「ビールある?」と聞くとイヤーな顔されましたが、外国人が行くようなレストランなどではばっちりあります。ってゆーか、チュニス産のビールもワインもあるんですけど?????。
・・・・・飲まなければ生産するだけなら神様的にオッケーらしいです。さすが、イスラム圏の中でもっとも欧州寄りと言われているチュニスです。
 お味もとってもおいしかったです。絶対味見してるでしょう、と突っ込みたくなる程に。
あ、イスラム教徒以外の人呼んで味見してるんですね。うん、きっとそう。
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