泥の海

やな

2009年10月27日 12:00



 念願の海へ。
 羽地内海の図鑑小冊子の編集のおシゴトを以前しました。それでずーっとずっと見てみたかった海なのです。沖縄に次に行く機会があれば、絶対見に行くぞって思ってました。

 「沖縄って言ったら『青い海、白い砂』がイメージでしょ。でもね、羽地内海はドロの海なんだよ」という小冊子を任せてくださった先生の言葉が印象的で。つまり、干潟が広がる豊かな海なのですよ。貝や魚や鳥が数多共存する素敵な海という。これは見たい。ドロを触りたい。埋まってみたい。
 本当は編集する前に実物見ておかねばならないのに。恥ずかしながら後追い人生です。

 で、何と幸運にもその図鑑先生のご案内で羽地内海を体験するという機会に恵まれました。超ぜいたくエコツアーです。



 貝の先生だったので、解説は貝メイン。海に来て足元のみを見て歩くという事もそうそうないでしす。長靴をお借りして干潟にずぶずぶ入って、図鑑に出て来た数多の貝を実際に見て触って来ました。うわー、やっぱ写真で見るだけじゃわかんないことがてんこ盛りーっ。

 羽地内海も沖縄全土で起こっている赤土の流出が顕著になって来ているそうです。そうすると、今までいた貝が減って来て、今度は赤土でよく生育する貝が増えて来たそうです。
「さて、どっちを自然と言うのでしょう」
という先生の問いかけはエコツアーかくあるべし、という感じでした。
今までいた貝も自然。新しい環境で増えて来た貝も自然。守るべき自然ってなあに?と。エコってエゴって言うけど、そういうことなんだよなあ。うーむ、深いなあ。

 で、羽地内海ツアー。夢中になりすぎて海にカメラを落としてしまいました。海水に落としたカメラは当然昇天です・・・・・。
うむっ。エコツアーの代償はカメラだったか!。まあ、この授業料と考えれば安いものでしょう。うん。きっと・・・・・。

 写真は昇天する寸前に撮ったIXYちゃんの辞世の句のような写真です。IXYちゃんの成仏を祈ります。
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