プチ官僚気分

やな

2009年05月24日 12:00


 定額給付金がやって来ました。
 現ナマですね。ナマナマしいです。定額減税よりやっぱリアル感あります。テレビでよく見る子だくさん大家族の家庭なんていくらやって来るんでしょう。お父さんの月給くらい来ちゃうんじゃないですか?。ナマナマしいですねえ。

 でもよく考えるとこれは一種の委任状ではないかと。あなたが応援したい業種へ投票(お買い物)しなさいという政府からの委任状です。誰もお金を使わなくなった時、政府が率先してお金を使って、お金が巡るようにしましょうと提案したケインズ経済学。その考え方で行くと、定額給付金も給付するのにどれだけ経費がかかるんだと批判されても、その経費も一種の公共投資なのかなあ、と。増大した事務量に役所はバイトや臨時職員を雇うかもしれない。残業が増えるかもしれない。その人件費も公共投資。銀行の振込手数料は銀行への公共投資。そして定額給付金の現ナマ公共投資先は国民のみなさんが決めてください、という事なのかしら、と。テネシー川にダム作るくらい有効かどうかはわかんないですけど。

 降って湧いたようなお金にほっこりとなり、最初は海外の紛争地域で学校建設をしようというNGOに一部寄付しようかなーと思ったのです。そーしたら友達に言われました。「それ、国内でお金使わないじゃん」と。
・・・・・確かに。
 定額給付金の意図から言って、そっちへの寄付は自腹でやって、寄付するなら国内で活動してるNPOとかにしなければいけません。うーむ、なかなか難しいな。もちろんショッピングするとしても海外のショッピングサイトはNGってことですね。何にも意図しないと、生活費に消えていってしまうかもしれませんが、ある種それも正しいかも。近所のスーパーで使えば、近所のスーパーに一票投じた事になりますもんね。国産野菜とか買ったらもう完璧です。

 定額給付金。一万二千円分のプチ霞ヶ関官僚になった気分で使い先考えてみたいと思います。
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