念願の

やな

2009年06月03日 00:00


 ゴーギャン展に行って来ました。
 名古屋にはボストン美術館があります。アメリカのボストン美術館の姉妹館です。



そこで今ゴーギャン展をやっているんです。これだけは絶対に行こうと心に決めてました。
 というのも、今回ゴーギャンの最高傑作、「我々はどこから来たのか、我々は何ものか、我々はどこへ行くのか」が来てるんですよ。これ、ずーっと見たかったんです。
 あれは何年前になるんでしょうか。姉一家がダンナさんの仕事の都合で一年間だけボストン暮らしをしました。せっかくの機会なのでボストンまで姉の家に泊りに行ったんです。もちろん姉一家に会うのも目的でしたが、もう一つ、ボストン美術館に収蔵されているこのゴーギャンの絵を見るのも大目的でした。
 わくわくしながら姉にボストン美術館に連れて行ってもらいました。館内を一回り見て歩いたのですが、・・・・・ない。この大作、見落とすはずないのに、ない。何故?と思って、館の人に聞いてみると「今、展示してない」とのこと。
 ・・・・・この大目玉作品でも展示替えではずすことあるんかいなっっっ。
本当にホントーに何しにボストンくんだりまで来たんじゃーっとがっくりでした。

 今思えば、今回みたいにどっかに貸し出し中だったかもしれません。まあ、大昔、スペインのプラド美術館へ行った時もベラスケスの「ラス・メニーナス」なかったんですよね。かなり期待して行ったのにな・・・・・。こういう星の下なのかな・・・・・。

 今回、ン年ぶりの念願かなって地元でお会いすることが出来ました。待った分、感慨もひとしお。神様はちゃんと出会える運命を用意しておいてくれました。過日、悪態ついてごめんなさい。

 念願の「我々は〜」。改めて、ゴーギャン色と言ってもよい配色の美しさに圧倒されました。白の使い方が何か色っぽいー。あと感じたのは描かれている人物の視線の強さ。題名は「どこから来たのか、誰なのか、どこへ行くのか」と問いかけているけど、描かれている人々はその答え知ってるんじゃないかなあと思いました。
 出会えてよかった。今、ものすごく満足です♪。
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