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2007年12月07日

独蘭漫画事情

独蘭漫画事情
デュッセルドルフはドイツ最大の日本人の街。

写真はデュッセルドルフ駅で出会ったドイツ人コスプレ集団です。一瞬自分が年末の某所にいるのではないかという錯覚に陥りました。うーむ、あまりにも見慣れすぎた光景。ただし、人種以外は。どっかでイベントでもあるのかなあ。

デュッセルドルフは欧州の日本企業が集まっている街です。中央駅近くのImmermann通りがその中心。歩いている人も日本人が多いです。そこで日本人が経営する本屋さんに入った所、店主さんにいろいろお話を聞かせていただいちゃいました。とっても勉強になりました。突然の来訪者相手に感謝感激です。
 こちら、漫画の品揃えがとっても充実していていました。ドイツ語版も日本語版も両方置いてあります。何と!同人誌も置かれていました。作家さんから直接に買い付けるそうです。この品揃え、日本人街だからかなーと思ったけど、ドイツ人も日本の漫画を求めて多く来店されるそうです。こちらのお店の娘さん自身も日本の漫画をドイツ語に翻訳する仕事をされているとか。一家をあげて日本漫画に貢献していらっしゃるような、日本漫画業界にとっては足を向けて眠れないような本屋さんでした。
 今の一番の流行はBL(ボーイズラブ)。BL本、ウチの近所の本屋さんより品揃え充実してるよー、とびっくりしました。ドイツ人少女がBLにハマってネットで検索して日本の同人誌まで求めて来るそうです。ドイツ漫画事情、想像以上にスゴイです。
 もちろん、ここが日本人街だからというわけではなく、デュッセルドルフ中央駅の本屋さんもドイツ語版漫画がわんさかと置いてありました。その後訪れたブレーメンの本屋さんでも1コーナー日本の漫画でした。ドイツ版漫画の描き方本も出版されてました。
 また、ブレーメンの駅近くの海外博物館の日本文化展示コーナーには「ら○ま1/2」やらCL○MPさんの漫画が展示物として展示されてました。手塚治○先生ではなく、今最新の漫画が展示されている事実にびっくり。博物館のミュージアムショップにも漫画売られてたし。濃いなあ、ドイツ。

独蘭漫画事情

 さて、こちらはオランダ・ユトレヒトで見つけた漫画屋さん。オランダはドイツの隣なのに、なんか全然事情が違うみたいですね。入ってすぐの場所にはフランス漫画(バンドデシネ)形式の本がずらり。まあ、お隣ベルギーがタンタン誕生のお国だもんね。オランダで案内してくれた学生さんもコミッック好きだけど、日本の漫画よりバンドデシネが好きと言ってました。
 で、地下に降りると日本の漫画とアメコミが隣り合わせにコーナー作ってました。それも全部英語版。あれれ?ドイツ語版じゃないんだー。でも「DE○TH NOTE」やら「ベル○ルク」やら「ネ○ま!」やら売れ筋が溢れんばかりに並んでました。もちろん「名探偵○ナン」もマストアイテムって感じで。わはは、おもしろーい♪。一冊欲しかったけど、10ユーロ以上しちゃうんですよ(泣)。
 オランダではこの本屋さん以外は見れなかったので何とも言えませんが、これはユトレヒトが学生の街だから(ユトレヒト大学があります)なのか、それともオランダ漫画文化圏が全くドイツと違うのか。うーん、はっきりとは言えませんが、私には後者のような印象を持ちました。

 去年見たおフランス漫画事情と合わせても、漫画事情って各国それぞれですねえ。
 それにしても漫画のワールドワイドに広がりっぷり、スゴイです。日本と言えばMANGAという話は本当だったんだなあ。

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Posted by やな at 00:04│Comments(4)旅のこと
この記事へのコメント
うはぁ、すごいですね。普通の旅行先でコスプレ集団に
出くわすとは、オタク神の導きでもあったかのようです。
しかし、BLが着実に世界制覇を進めているのには
笑えますねぇ、いいのか悪いのか、これも日本を代表する
文化となったと思っていいんでしょうか。ところでドイツ語で
攻受をなんて言うのか、ちと気になります。
Posted by kenkichi at 2007年12月07日 01:29
へえぇ~!
お隣でもやはり国境を越えると漫画本の品揃えも全然違うんですね。
ドイツでもBLブームだなんてびっくりしました。
読んだこと無いので判らないけど、そんなに面白いのかな?(^^:)?
教育委員会関係者とか問題にしそうな気もするけど、どうなのでしょう?

オランダは万人受けの良い作品を揃えているって感じですね。
でも、少年or青年漫画が多いような?
『の●め~』とか流行の少女マンガはおいていなかったのでしょうか??
Posted by チャム at 2007年12月07日 08:56
デュッセルドルフは日本人が多く住んでいる町ですよね。

今年の春からラジオでドイツ語を再開しているんだけれど、朝っぱらから「ルートヴィヒII世(バイエルンのメルヘン王ね)は日本でも漫画化されています。氷栗優さん…」とナレーションが流れてきたときは、目が覚めましたよ…

日本のまんがをドイツ語訳する、なんて仕事ができたらと思うけれど、ドイツ語はなかなか上達しないや。
Posted by 京都の先生 at 2007年12月08日 11:16
>kenkichiさま
オタク神のお導き・・・そうだったんですね。神に導かれてしまったのか・・・。
「攻受」、BLの基本単語ですね。これもインターナショナル化してんでしょうか・・・。うーむ、複雑。
>チャムさま
少女漫画もいっぱいありましたよ!「○だめ」も当然。「ハチ○ロ」もありました。あと「花○りの君たちへ」が思いっきり「HANA-KIMI」ってタイトルになってたのがおもしろかったです。外国人、何かの暗号かと思ってないでしょうか・・・。
>京都の先生さま
ドイツ語はホント、難しいですね。読むのは親しみやすいけど、文法が・・・・・。格変化で遁走しました。
Posted by やな at 2007年12月08日 13:30
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    コメント(4)